特集・チューモク。
金沢のバッジ製造会社がキャンプ用銅板、#コロナ禍 で新商品開発
金沢市で全国シェア日本一を誇るある老舗企業がコロナ禍で売り上げが激減する中考えついた新商品についてお伝えします。
おいしそうなステーキに、ふんわりと焼かれるホットケーキ。これらを焼いているのは「鉄板」ではなく、「銅」でできた「#銅板 」です。
開発したのは金沢市の澤田幸宏さん。澤田さんは日本一の#バッジ屋 の社長なんです。
金沢市にある桂記章。澤田さんが代表を務めています。企業の社章や学校の制服につける校章などのバッジを製造していてそのシェアは日本一です。ほかにも登山バッジやスポーツ大会のメダルなどを製造販売し、金属加工の専門業者として創業から70年以上が経ちました。
しかし、スポーツ大会が軒並み中止になっちゃってスポーツの記念品(の注文)が本当にない。売り上げは多分、3~4割減っています。新型コロナの感染拡大で売り上げが落ち込みました。
そこで、起死回生を狙って開発したのが、銅板。金属加工の技術を活かし、ソロキャンプなどで人気沸騰中のキャンプ用品開発に取り掛かりました。試行錯誤し3つのサイズの銅板が完成しました。銅は熱伝導に優れているため、素早く板全体に熱がいきわたり、食材にじっくりと火が通るそうです。
この銅板、現在、ネットで予約受付中。すでに1000人以上から総額400万円を超える注文が入っているそうです。
石川さんLiveNewsイット
(2021年6月23日放送)