カジキ釣り 腕競う 大洗で国際大会開幕

全国初のカジキ釣り国際大会「大洗インターナショナルフィッシングフェスティバル」が27日、大洗町の茨城港大洗港区第４埠頭（ふとう）で始まった。国内外からの招待選手ら34隻約２００人が同町沖で腕前を競う。米大リーグなどで活躍した佐々木主浩さんや、プロ野球巨人の元投手、マシソンさんが参加している。28日まで。
　県や同町でつくる実行委員会が主催。富裕層や愛好家向けのカジキ釣りを中心に、ステージや体験イベントなどを盛り込んだ。
　大会は、沖合約20㌔でトローリングし、疑似餌でカジキを狙う。２日間で釣り上げたカジキの重量、魚種、使用した糸の強度などに応じたポイント制で争う。
　１日目は悪天候などで、釣果は６本にとどまった。クレーンでカジキがつり上げられると、家族連れなどから「大きい」「初めて見た」と声が上がった。
　41・６㌔のマカジキを釣り上げたさいたま市の中学３年、神田卓門さん（14）は「手応えが強く、とても楽しかった」と話した。